学んでみよう!ETCコーポレートカードの割引計算方法【上級編】
ETCコーポレートカードの割引率は最大40%(車両単位割引)に達しますが、その計算ロジックは「車両1台あたりの月間利用額」と「高速道路の路線区分」によって複雑に変動します。
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ETCコーポレートカードとは
ETCコーポレートカードとは、NEXCO3社が発行する法人専用のETCカードで、大口・多頻度割引を受けられる後払い型カードです。
一般的なETCカードとの大きな違いは、 「使えば使うほど割引率が上がる」という「段階割引」を採用している点です。
特に以下のような企業では効果が出やすい傾向があります。
- ・高速道路の利用が多い企業
- ・複数台の車両を保有している企業
- ・高速道路の長距離移動が多い企業(運送・建設など)
ETCコーポレートカードの各道路の割引設定は以下のようになっています。
【NEXCOの定める割引対象道路】
| 月間の利用額 | 従来型車載器の割引率 | ETC2.0車載器の割引率※ |
| 5千円を超え、1万円までの部分 | 10% | 20% |
| 1万円を超え、3万円までの部分 | 20% | 30% |
| 3万円を超える部分 | 30% | 40% |
【首都高速・阪神高速】
| 月間の利用額 | 割引率 |
| 5千円を超え、1万円までの部分 | 10% |
| 1万円を超え、3万円までの部分 | 20% |
| 3万円を超える部分 | 30% |
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割引計算の基本ステップ【4ステップ】
ETCコーポレートカードは、「1台当たりの割引対象額の区分ごとに異なる割引率」が適用されます。同じ割合で割引されるのではなく、利用金額が増えるほど、利用額に応じて段階的に割引率が変わる仕組みです。
さらにその割引率は道路毎に設定されていますので、どの道路をどれくらい走ったかを算出して、各道路毎の割引額を計算する必要があります。
割引額を算出する基本のステップは、以下の通りです。
- 手順① 【車両毎の月間利用額を確認する】
- 手順② 【利用道路毎に仕分けする】
- 手順③ 【利用道路毎の1ヶ月の合計金額を出す】
- 手順④ 【合計金額をそれぞれの割引率に当てはめる】
順に見ていきましょう。
手順①【車両毎の月間利用額を確認する】
割引を概念で捉えると非常にややこしいので、具体例を挙げて説明していきます。今回は関東地方を中心に走行している車両の明細書で計算してみましょう。
以下のように、千葉県周辺で車両1台分の、58,580円の利用明細書があったとします。
【ETCカード利用明細書】
| 一之江~永福 | 1,500円 |
| 永福~一之江 | 1,500円 |
| 市川中央~大泉 | 1,550円 |
| 大泉~市川中央 | 1,550円 |
| 市川中央~日立中央 | 6,270円 |
| 市川中央~日立中央 | 6,270円 |
| 市川南~泉 | 14,300円 |
| 泉~市川中央 | 14,120円 |
| 一之江~永福 | 1,500円 |
| 永福~一之江 | 1,500円 |
| 一之江~永福 | 1,500円 |
| 永福~一之江 | 1,500円 |
| 京葉市川~蘇我 | 1,260円 |
| 蘇我~京葉市川 | 1,260円 |
| 一之江~永福 | 1,500円 |
| 永福~一之江 | 1,500円 |
| 合計 | 58,580円 |
まず、各走行がどの道路を利用しているかを仕分けていきます。
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手順②【利用道路毎に仕分けする】
道路会社はいろいろありますが、ETCコーポレートカードの割引が適用されるのは、『NEXCO』、『首都高速』、『阪神高速』、『本州四国連絡道』の4会社になります。
まずは、走行がその4会社かどうか仕分けていきます。
| 市川中央~大泉 | 1,550円 | 【NEXCO高速国道】 |
| 大泉~市川中央 | 1,550円 | 【NEXCO高速国道】 |
| 市川中央~日立中央 | 6,270円 | 【NEXCO高速国道】 |
| 市川中央~日立中央 | 6,270円 | 【NEXCO高速国道】 |
| 市川南~泉 | 14,300円 | 【NEXCO高速国道】 |
| 泉~市川中央 | 14,120円 | 【NEXCO高速国道】 |
| 一之江~永福 | 1,500円 | 【首都高速道路】 |
| 永福~一之江 | 1,500円 | 【首都高速道路】 |
| 一之江~永福 | 1,500円 | 【首都高速道路】 |
| 永福~一之江 | 1,500円 | 【首都高速道路】 |
| 一之江~永福 | 1,500円 | 【首都高速道路】 |
| 永福~一之江 | 1,500円 | 【首都高速道路】 |
| 一之江~永福 | 1,500円 | 【首都高速道路】 |
| 永福~一之江 | 1,500円 | 【首都高速道路】 |
ちなみに、NEXCOの道路は、割引の対象となる『NEXCO高速国道』と、割引対象にならない『NEXCO一般有料道路』がありますのでご注意です。今回の明細書では、以下の走行が割引対象になりません。
| 京葉市川~蘇我 | 1,260円 | 【NEXCO一般有料道路】 |
| 蘇我~京葉市川 | 1,260円 | 【NEXCO一般有料道路】 |
手順③【利用道路毎の1ヶ月の合計金額を出す】
どの道路か仕分けが出来たら、道路毎の合計額を計算します。
| 【NEXCO高速国道】 | 計:44,060円 |
| 【首都高速道路】 | 計:12,000円 |
| 【NEXCO一般有料道路】 | 計:2,520円 |
手順④【合計金額をそれぞれの割引率に当てはめる】
道路ごとに仕分けした合計額を、それぞれの割引率にあてはめて計算していきます。
NEXCO高速国道の割引を計算
まずは、NEXCOの割引率に当てはめてみましょう。今回は、以下のETC2.0車載器の場合の割引率で計算してみます。
| 月間の利用額 | 割引率(※ETC2.0車載器) |
| 5千円を超え、1万円までの部分 | 20% |
| 1万円を超え、3万円までの部分 | 30% |
| 3万円を超える部分 | 40% |
まず、『5千円を超え、1万円までの部分』の”5,000円”の部分には20%の割引がかかります。
5,000円×20%=割引額1,000円
続いて、『1万円を超え、3万円までの部分』の”20,000円”の部分には30%の割引がかかります。
20,000円×30%=割引額6,000円
最後に、『3万円を超える部分』ですが、今回は44,060円なので、”14,060円”に40%の割引がかかります。
14,060円×40%=割引額5,624円
この三つを足して、NEXCOの割引額を出します。
1,000円+6,000円+5,624円=割引額合計12,624円
首都高速の割引を計算
続いて首都高速の割引を計算します。割引率は以下の通りです。
| 月間の利用額 | 割引率 |
| 5千円を超え、1万円までの部分 | 10% |
| 1万円を超え、3万円までの部分 | 20% |
| 3万円を超える部分 | 30% |
まず、『5千円を超え、1万円までの部分』の”5,000円”の部分には10%の割引がかかります。
5,000円×10%割引額500円
続いて、『1万円を超え、3万円までの部分』ですが、今回は12,000円なので、”2,000円”に20%の割引がかかります。
2,000円×20%=割引額400円
この二つを足すと首都高速の割引額になりますね。
500円+400円=割引額合計900円
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結果発表
これまでの計算方法を経ると、高速道路での割引額はこのようになりました。
- NEXCO高速国道 割引額合計:12,624円
- 首都高速道路 割引額合計:900円
- 割引総額 13,524円
- ※各種時間帯割引(平日朝夕割引・休日割引・深夜割引)を考慮せず計算しております。
今回の走行では割引額は13,524円になり、年間で16万円以上経費削減が見込まれます。
実際に計算してみるとお得感が倍増しますね。
自社計算は損?無料試算を活用すべき!
これまで見てきたように、ETCコーポレートカードの割引額の計算はかなりややこしく複雑です。複雑な割引計算を自社で行うと、入力ミスや制度の解釈違いにより、正確な削減予測が困難になります。また車両台数が多い企業ほど、1台ごとの走行データを抽出・計算する工数は膨大です。
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まとめ
ETCコーポレートカードを活用することで経費の大幅な削減が期待できますが、実際どれくらい割引されるのか計算するのはかなりの手間と時間がかかります。
ぜひお気軽に無料試算サービスにお申込みいただき、どれくらいの割引が可能かご確認ください。
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